大人がピアノ発表会に出る方法とそのメリット

ピアノ初心者の方に発表会に出る方法とそのメリットについてお伝えします。

ピアノ発表会は、日ごろの成果を発揮するとても大切な場です。ピアノの演奏は初心者であっても、弾こうという気持ちがあればなんとかなるものです。

今回は発表会にどのようにして参加するか、参加することによってどのような恩恵を得られるのかをご説明します。

ピアノ発表会に参加・出演するには

ピアノの発表会というと、子供のころに経験した方もいらっしゃるかもしれません。ピアノの発表会は、大体1年に1度、多くても2度程度の頻度で開催されています。

発表会は、日ごろの練習の成果を発表するという場ですが、大人であっても、参加の意思を示すことは、主催者側からも「ウェルカム!」と判断されるはずです。

今回はピアノ発表会の見つけ方やエントリー方法、発表会までどのような練習をすれば良いのかをご紹介します。メリットが一杯の発表会への参加、ぜひご検討下さい。

ピアノ発表会の見つけ方

ピアノの発表会は1年のうちいつでも行われています。
お住まいの地区には、発表会会場となるようなホールがありますか?

「ホールはあるけれど、いつ開催しているのかわからない」という場合は、その地区の広報誌の催し欄か、ホールの利用予定表などを入手して、確認しましょう。

なかには、主催者の会に所属していない方でも参加可能な発表会もありますが、そもそも発表会を主催している会そのものがない場合は、ご自宅を発表会会場にしてみてはいかがでしょうか?家族の前で弾くだけでも、十分な発表の場となります。

また、インターネット上でも、連弾投稿やある楽譜に特化した演奏動画を受け付けるイベントが開かれていたり、YouTubeなどの動画投稿サイトがあったりします。

楽譜の出版社のHPや、YouTubeで探したりしながら、ご自身に合うレベルや形態の発表会を見つけて下さい。

エントリーの方法

発表会は、基本的にはある先生の門下生のおさらい会のような形式で開催されることが多いので、エントリーしたいときには、その先生の門をたたく必要がでてきます。

独学でレッスンをしたいという場合以外でしたら、同じ目的をもった仲間を作る絶好のチャンスでもありますので、ぜひ教室に入会して、おさらい会へ出演しましょう。

また、先ほどご紹介したフェスティバルのような投稿会においては、動画の送り方などの詳細説明が企業のHPなどで掲載されていることがほとんどです。地域の広報誌やインターネットでの情報収集を頻繁に行い、発表の場にエントリーしましょう。

発表会にむけての練習方法

発表会にむけて練習するには、普段のレッスンとは違ったポイントがあります。

個人で練習しているときと、ホールでの演奏の違いは以下の3つです。

自宅とホールでの演奏との違い
  • 家とホールでは残響が違う
  • 表現を大きくする必要性あり
  • 立ち居振る舞いも発表のうち

ホールの残響は設計士や音響の専門家がきちんと計算され生み出されています。よほど古い施設ではわかりませんが、このため、かなり音が反響して聞こえてきます。

ホールでの残響を耳で追うと、演奏のテンポが揺れてしまうことがあります。

このため、どのようなことがあっても動じないように、日ごろからしっかりと音量の調節ができるような練習を取り入れ集中する力を養ってください。

また、表現力については、家で練習しているときのままではホールの客席まで届かない可能性があります。CDや演奏会などで実際どれくらいの表現の大きさなのかを確かめたり、弾き方を学び取ったりする必要があります。

小さく弾くときの体の使い方、大きくするときの体や腕の開き具合など、一挙手一投足を確認してみるとよいでしょう。そして、最後に練習して頂きたいことは、あいさつなどの立ち居振る舞いです。

人前で演奏することは、緊張の連続かと思いますが、余裕をもってステージ上まで舞台袖から出ていき、会釈を介して椅子に座るまでをシミュレーションしましょう。

優雅な立ち居振る舞いは、それだけでも観る人の心をうつものです。
特に、女性におかれましてはドレスの裾をきちんと広げる練習も忘れずに。

演奏会ではく靴をリハーサルのつもりで家でもはいて練習すると、ペダルの押し加減まで確認することができ安心です。

発表会に出演するとこんなうれしいメリットが

発表会はどのようなときでも緊張するものですが、そこを乗り越え演奏すると、喜びと新たな目標が待っているものです。

次回、弾くべき曲のヒントや演奏上のコツなども他の出演者の演奏から得ることができますし、なによりも「弾けた。今日まで頑張って練習した。」という達成感を味わうことができます。

ぜひ、自宅や友人宅、レストランなどいろいろな形で発表の場を設け、日ごろから人前で演奏するという行動に慣れてください。表会を目指せるようになれば、ピアノの初心者から中級者へ、そろそろ前進していけそうですね。

少し難しいアレンジの効いた楽譜を楽しむのもよいですし、別のジャンル、例えばコード進行を覚えてポピュラーやジャズピアノを楽しむこともできるようになります。

ぜひ、音楽を生活の一部分に楽しんで取り入れていきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

武蔵野音楽大学卒業後、(財)ヤマハ音楽振興会に就職。

在職中はヤマハ音楽教室の講師研修やテキスト作成の補助業務、会員誌の編集などを担当。出版部門に出向後は輸入楽譜の日本語ライセンス版や新刊情報誌の編集に携わる。

現在は指の病気のため講師業を休職中。「ピアノを弾いてみたい…」と願う方の一助を担えたらと思い、初心者の方にもわかりやすく丁寧に執筆しました。