ピアノ初心者が挫折しやすいこと3選とその解決方法

ピアノを弾き始めた方のために、練習で挫折しやすいポイントをご紹介します。挫折したからといってピアノをやめたり、嫌いになってしまっては元も子もありません。

3つのポイントに合わせた解決方法を見出し、少しでもピアノ演奏の技術を楽しんでステップアップできるよう、前向きに頑張っていきませんか?

ピアノ練習に「挫折・立ち止まり」はつきもの

大人になってピアノを弾きたいと思ったきっかけはどのようなことでしょうか。

好きな曲があったり、憧れているピアニストがいたりとその理由もさまざまかと思います。順調に技術の習得が進むと良いのですが、ピアノ練習を頑張っていると、どうしても先に進めなくなることもあります。

そのようなとき、どうすればピアノを嫌いにならずに済むか、ピアノ練習を続けることが出来るか?について解説します。

ピアノの練習で立ち止まりやすいポイントは3つ!

ピアノ練習で、もっとも挫折しやすいポイントは、ズバリ「読譜」でしょう。

音符や五線に日々慣れ親しんでいないと楽譜を読むのは難しいものです。

講師として指導する側でも事情は同じです。少しでも譜面を見ていない期間ができてしまうと、「あれ?なんの音だったっけ?」ということが起きるほど、読むのが大変な音符もあり、それは難易度が上がるごとに出てくるものです。

また、指が動きづらいということも、挫折しやすいことのひとつです。

大人になると関節も段々と動かしづらくなってきます。ちょっと不器用な我が家の子供も、弾いたことのないパッセージや和音の押さえ方がでてくると嫌な顔をします。

1本1本を独立させて…などと考えると余計に自分を追い詰めてしまいそうですね。

そして、最後の挫折の原因は、なかなか練習時間がとれなくて、練習間隔が1週間以上、10日以上と、だんだんと空いてしまうことではないでしょうか。

大人は仕事もあり家事もあり、毎日本当に忙しくて時間に追われています。

練習を継続しようと考えていても、残業や家族の病気やケガなどのアクシデント、イベントなどに時間をとられて、思うようにピアノに向かえないのが現実です。

しかし、これら3つの挫折ポイントは、どれも簡単に回避したり、解決できたりします。それぞれの解決方法をどのようにして見出していくか、次の項でご紹介します。

3つのポイントを回避するために

ピアノの練習をしていて挫折してしまう・諦めてしまう原因は、
「譜読みの問題」「指や手の動きの問題」「時間の問題」に集約できました。

それでは、それぞれの問題をどのようにして解決するのかをご案内します。

譜読みの問題は、ドリルやスマホアプリで楽しく解決しよう

五線譜上にある音符を読む作業は、本当に根気のいることです。

譜読みに慣れていないと、真ん中のドから1音1音五線を数えていったり、音は読めても音符の長さを間違って、1小節のなかでの拍数が合わなくなってしまいます。

よく知っている憧れの曲も読譜ができないと「まったく別の曲」に思えてくるので、ここは基本に立ち返って、もう一度譜読みの技術向上につとめてみませんか?

現代はスマホやタブレットがあり、好きなときにアプリを使って勉強できるツールもそろっている便利な時代です。

譜読みマスターなるもののアプリが開発され、五線譜と鍵盤の位置を確認しながら、音あてクイズのように練習することが可能です。インストールして、ゲーム感覚で譜読みを学んでみてはいかがでしょうか。

指の問題はお風呂でほぐして解決

大人のピアノ練習者ですと、指が動かしづらい、ピアノを弾くと手が痛くなる、という方も少なくないのではないでしょうか?

指は、鍵盤でテクニック集のようなテキストを使うことでも動かしやすくなりますが、日ごろの空き時間や入浴時にも、「グー、パー」や五指を順番に数を数えるように動かすことを取り入れて下さい。

特に、入浴時は関節が柔らかくなり、動かしやすくなるチャンスです。

手のひらをあわせ、1から5の指同士を順番に回しても良いですし、指の1本1本がイメージ通りに動かせるように日ごろからほぐしてあげましょう。

練習時間は無理して確保せず、音楽から遠ざからない生活を

ピアノの練習時間は騒音の問題もあり、夜遅くまで出来るものではありません。

日中は仕事をしているため、なかなか練習時間を作り出せないことも「ああ、もうピアノはのやめようかな」と諦めてしまうきっかけになるのではないでしょうか。

そこで、どうしても弾けないときは無理をして時間を作ろうと焦るのではなく、通勤時間に弾きたい曲や練習している曲を聴くなど、耳からの勉強を取り入れて下さい。

特に、ヘッドフォンやイヤホンで聞く演奏は、細部まで耳の中で鳴ってくれます。弾き方の新たな発見があるかもしれません。就寝時間前のほんのひとときでも結構です。ぜひ、音源を聴くという方法も忘れず練習に組み込みましょう。

お気に入りのピアニストの演奏会に足を運んだり、ロビーコンサートなどに足を止めてみることも練習の一環になります。ぜひ音楽から遠ざからない生活を送ることを心がけてください。

練習を頑張っているのはひとりだけじゃない!と考えよう

子供のころの習い事と違い、大人になってから何か新しい勉強をするということは、勇気も努力も必要となる大変な作業なのではないでしょうか。

そこで、どうぞ一人きりで練習していると思わず、立ち止まったことを挫折とも思わぬようにして、前向きにピアノ練習を継続させていきましょう。

練習でつまづいた時には、インターネットで答えを探すことも有効に作用します。ヒントになるようなことを見つけて、ぜひ楽しくピアノを弾き続けてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

武蔵野音楽大学卒業後、(財)ヤマハ音楽振興会に就職。

在職中はヤマハ音楽教室の講師研修やテキスト作成の補助業務、会員誌の編集などを担当。出版部門に出向後は輸入楽譜の日本語ライセンス版や新刊情報誌の編集に携わる。

現在は指の病気のため講師業を休職中。「ピアノを弾いてみたい…」と願う方の一助を担えたらと思い、初心者の方にもわかりやすく丁寧に執筆しました。