ピアノ初心者のための演奏が上達するコツ3選

ピアノ初心者のために、演奏上達のコツをご紹介します。

ピアノの演奏は、練習すればするほど技術が向上して、弾ける曲の難易度も上げていくことができます。

ピアノ上で対応できることも増えて、独奏のほかにも他の楽器や歌の伴奏をしたり、コードネームで弾けるようになればオリジナルのアレンジで思うままに演奏したりすることも可能になります。

そんなピアノ演奏の上達のコツを3つに絞り解説します。

1日1回、できるだけ多くピアノにむかう

ピアノ演奏の技術を上達させるための1つ目のコツ。それは、できるだけピアノに向かう時間を多くとることです。とはいっても、日々何かと忙しく、思うように練習時間がとれないのが大人の事情ですね。

そこで、短い時間でかまいませんので「一日1回は必ずピアノに触れる」「指の体操だけは欠かさない」など、ご自分でできる目標を設定し、これだけは最低限やろうという事柄を決めてみてください。

ピアノを弾く指の力は、休むと元に戻りやすいのが難点です。

できるだけピアノに毎日向かうことを習慣づけて、ピアノとどんどん仲良くなってください。

効率の良い練習内容を考える

練習の内容を効率よくすることも、上達までの早道となります。

そこで、どのような内容で練習するとピアノ演奏の技術に効果的かをご紹介します。

指をほぐす練習をして打鍵の力を向上させる

ピアノレッスンは、指の練習からはじめます、ご自身の演奏レベルに合わせて楽譜を選び、学んでいきましょう。

おすすめの楽譜は、ハノンピアノ教本、ツェルニー練習曲集、ル・クーペピアノのラジリテなどです。

また、現代では大人用の練習曲集もたくさん販売されています。

CDやDVDが付属された楽譜は、練習方法を目で確認しながらレッスンできるようになっていますし、楽譜そのものも音符にルビをふったり、大人のためにわかりやすい読譜方法を解説したりと、より短時間で効果的な練習ができるように編集されたものが出版されています。

ぜひ何冊かを比較検討したり、楽譜売り場のスタッフの方に相談しながら、より良い1冊を手に入れてください。

 

また、ハノン教本などは、番号のはじめにそれぞれどのようなことを目的とした練習かが書かれています。きちんと理解して練習に臨むと、より意識してその動きをマスターしていくことができます。

楽譜を隅々まで確認することは、上達のポイントにもなります。ぜひ、きちんと譜面を読むことを習慣づけてみてください。

教則本で練習する

ピアノを弾くための指ほぐしが終了したら、教則本で基礎のピアノ奏法を学びます。

ここで何を学ぶかというと、曲の速度や調性(ハ長調やイ短調など)、メロディラインと伴奏の違いを知って弾き方を変えることや、音の強弱の付け方、レガートやスタッカートなどの基本的な奏法を身につけていきます。

ピアノ演奏の上達のためには必要な練習です。前向きにレッスンしていきましょう。

 

おすすめの楽譜は、大人のために編集された各出版社のバイエルや、ヤマハから出版されている大人のためのピアノ教本などです。

バッハのアンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア小曲集やインベンションなども、「対位法」という2つもしくは3つの旋律が独立して動いていく作曲技法の演奏方法を学ぶ上で非常に勉強になります。

楽譜コーナーには大人の方向けの楽譜コーナーが設置されている楽器店もありますし、バッハは各社注釈をわかりやすく入れ、弾く方の立場にたって編集されている曲集が多数ありますので、一度楽器店で数冊のぞいてみてくださいね。

レパートリー集でさらに表現力を追求する

レパートリーとは、ピアノ曲のことです。

指の練習や基本的な演奏方法を学んだあとは、ピアノの曲を仕上げていきます。

十分にウォーミングアップをした後ですので、指も滑らかに動き、より表現力に磨きがかかっていることでしょう。

このとき、気を配りたいことが1つあります。1曲を初めから最後まで通して弾く練習だけではなく、苦手な部分を抜き出して、反復練習することをおすすめします。

苦手な部分は、一度きちんと部分練習しておくと指使いやパッセージ、リズムの甘さなどを克服することができます。

ご自身のレベルにあったものを探したり、少し背伸びして難しい曲にチャレンジしたりして、演奏できるレパートリーの幅をどんどん広げましょう。

たくさん音楽を聴く

最後にご紹介したいピアノ演奏の上達のためのコツは、「たくさんの演奏会や音源を聴く」ことです。

ピアニストの演奏も様々です。それは出身の国々や留学先で何を学んだかにもよりますし、年代や曲の解釈の違い、使う楽譜の版でも変わっていきます。

そんなスケールの大きいピアノ演奏は、実際に会場に出向き、その場に居合わせた方でないと味わうことができません。

集中の仕方や雰囲気の作り方、椅子の高さや腕の使い方まで、演奏会ではピアノにまつわるたくさんのことを学ぶことができます。

ぜひ機会があれば演奏会へ出かけてみてください。

難しいという方は、動画やCDでも構いません。ライナーノーツを読みながらぜひ音の強弱や曲の構成方法を耳で聴きとってみてくださいね。

上達のコツは、音楽やピアノを好きになること

いかがでしたか?基本的なレッスンの進め方にプラスして、演奏技術などの上達のためのポイントを3つご紹介しました。

しかし、一番良いピアノ演奏上達のコツ、それはご自身が音楽やピアノを好きでいるということです。

時には練習する曲が難しくてなかなか前に進まない時もあるかと思います。思うような表現が曲につかないという場合もあるかもしれません。

しかし、音楽が好きという気持ちがあれば、自然と背中を押してくれるものです。

弾くことばかりに集中するよりも、演奏会に行ったり他の方の演奏技術を真似したりすることも有効な方法です。

ぜひ、大好きな音楽を続けていくためにも、楽しんで弾くことを忘れずに練習に取り組んでくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

武蔵野音楽大学卒業後、(財)ヤマハ音楽振興会に就職。

在職中はヤマハ音楽教室の講師研修やテキスト作成の補助業務、会員誌の編集などを担当。出版部門に出向後は輸入楽譜の日本語ライセンス版や新刊情報誌の編集に携わる。

現在は指の病気のため講師業を休職中。「ピアノを弾いてみたい…」と願う方の一助を担えたらと思い、初心者の方にもわかりやすく丁寧に執筆しました。