ピアノの鍵盤の名前と位置の覚え方

ピアノの勉強を始めて間もない方に、ピアノの鍵盤の位置の覚え方をお教えします。

ピアノをスムーズに弾けるようにするには、まずは鍵盤の名前と位置を覚えましょう。

弾きたいメロディの音を探すときにも役立ちますし、楽譜を読むことも、鍵盤の位置や音の名前を覚えれば簡単にできるようになります。まずは、鍵盤の音が繰り返される法則を理解して、手っ取り早く鍵盤の位置を覚えてしまいましょう!

ピアノの鍵盤は「繰り返し」で成り立っている

ピアノの鍵盤には、白い鍵盤と黒い鍵盤があります。低い音が左側にあり、右に進むにつれて、音はだんだんと高くなっていきます。

ご存知の通り、それぞれの鍵盤には「音」がありますが、以下の12種類でひとくくり、と考えることができます。

鍵盤
  • 白い鍵盤

「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」の7つ

  • 黒い鍵盤

「ド#、レ#、ファ#、ソ#、ラ#」の5つ

ピアノの鍵盤は白黒合わせて88鍵ありますが、この12種類1セットが繰り返されることで鍵盤は構成されています。

そのように考えると、「鍵盤の位置を覚えることはさほど難しいことではないんだ!」と理解していただけると思います。

ピアノの鍵盤の位置を覚える第一歩は「真ん中のド」から

しかしながらピアノは、一番左にある鍵盤が「ド」になっていません。

正確に鍵盤の位置と音を覚えるためにも、まずは基点となる音を見つけ、その場所と音の高さを覚えましょう。基点となる音は「真ん中のド」です。

「真ん中のド」は、以下のように見つけることができます。

真ん中のドの見つけ方
  1. 鍵盤楽器の左右を見て、中央に座る
  2. おへその前あたりに、黒い鍵盤が2個並んでいる場所を見つける
  3. 手でチョキを作る
  4. 黒い鍵盤に2本の指をそれぞれ1本ずつ置く
  5. 人差し指が載っている黒鍵盤のすぐ左下にある白い鍵盤が「真ん中のド」

この過程を覚えるためにも、ご自身の鍵盤で「真ん中のド」の見つけ方を試して下さい。「真ん中のド」が見つかったら鍵盤を押してみましょう。音の高さも同時に覚えられると、より理解が深まります。

鍵盤の順番を覚えよう

前述のとおり、ピアノの鍵盤には順番があります。鍵盤の位置を把握するには、音の順番を覚える必要があります。

白い鍵盤は「ド(真ん中のド)、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ(高いド)」

黒い鍵盤は「ド、レ、ファ、ソ、ラ」

間違った順番で覚えないように注意して下さい。

覚える自信がなかったら「音楽ドリル」を活用する

「今さら鍵盤の順番と名前なんて頭に入らない…」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、楽譜売り場で購入可能な「音楽ドリル」を使って勉強しましょう。

音楽ドリルとは、楽譜の読み方、音符の種類、鍵盤と音の名前などをワーク方式で学ぶことができる、ピアノ練習の補助教材です。

音楽ドリルは、レベルに分かれて出版されています。幼児用、児童用が種類も豊富ですが、大人用も出版されています。

それぞれの年代に合わせた内容で、確実に鍵盤の位置を覚えることができます。ぜひ一度楽譜売り場をのぞいて、お気に入りの一冊を見つけてください。

鍵盤の位置を覚えて、ピアノ演奏に生かす練習法

鍵盤の位置と音の名前が覚えられたら、つぎはピアノで練習しましょう。

もしも両手で弾くことができるなら、以下のような練習法はいかがでしょうか。

練習法
  1. 「真ん中のド」に両方の親指を置く
  2. それぞれの手が隣同士の音を同時に弾いていく。例:右手…「ド、レ、ミ、ファ、ソ」 左手…「ド、シ、ラ、ソ、ファ」
  3. どちらの手も小指まで到達したら、次は「真ん中のド」を目指して戻ってくる。例:右手…「ソ、ファ、ミ、レ、ド」 左手…「ファ、ソ、ラ、シ、ド」
  4. これを3回ほど繰り返す

両手ではまだ弾けないという方は、この練習を片手ずつにして弾くことをおすすめします。そして余裕ができたときは、ぜひ演奏に合わせて音を歌いながら弾いてください。

音を声に出して言うことは、鍵盤と音の高さが一致しやすくなるため効果を得やすい練習方法です。音への感度が上がるので演奏を間違いにくくなりますし、その曲の雰囲気なども把握しやすくなります。

このような練習は、できる範囲で毎日すると良いでしょう。数をこなすことで、鍵盤の位置をすばやく見つけることができるようになります。

「ド」だけを弾く練習法

鍵盤に向かって一番左の「ド」から、2番目の「ド」、3番目の「ド」というふうに、「ド」だけを見つけ弾く練習です。

ピンポイントで狙って弾くため、2つまとまっている黒い鍵盤を見つけながら「ド」の位置を把握する工程を踏むことができます。

練習法
  1. 左手で一番低い「ド」を弾く
  2. 右手で次の「ド」を弾く
  3. 以上を繰り返し、一番高い「ド」まで進んだら、また「ド」をたどって戻る
  4. はじめは4拍ずつゆっくりめに練習し、慣れたら2拍ずつ、最後は1拍ずつというように負荷をかけて弾いていく

右手と左手が交互に使われるこの練習は、鍵盤上で「ド」をいち早く見つけるためのトレーニングとなります。

また、実際の曲においても、腕の交差が必要になるものがあるため、無駄のない動き方を理解する上でも、負荷を少しずつかけて練習してみてください。

鍵盤の位置と名前は「ド」で判断しよう

今回は、鍵盤の位置を、真ん中にある「ド」を基点として覚える方法をご紹介しました。

「ド」は黒い鍵盤が2つ並んだ左下にあります。また、「真ん中のド」は、おへそ近くに位置しています。ロゴがピアノについている場合は、そのアルファベットの位置から「真ん中のド」の場所を覚える方法もおすすめです。

鍵盤の位置と名前がわかると、音楽についての理解がさらに深まり、ピアノの練習が楽しくなるのではないでしょうか。

ぜひご紹介した練習方法も活用していただきながら、鍵盤に触れる機会を増やしていきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

武蔵野音楽大学卒業後、(財)ヤマハ音楽振興会に就職。

在職中はヤマハ音楽教室の講師研修やテキスト作成の補助業務、会員誌の編集などを担当。出版部門に出向後は輸入楽譜の日本語ライセンス版や新刊情報誌の編集に携わる。

現在は指の病気のため講師業を休職中。「ピアノを弾いてみたい…」と願う方の一助を担えたらと思い、初心者の方にもわかりやすく丁寧に執筆しました。