ピアノを独学で勉強するための教本オススメ5選

ピアノを独学で勉強したい方のために、おすすめの教本を5種類厳選しました。

一人でピアノを弾けるようにするためには、教本が1冊あると便利です。大人の方向けの教本での特徴を含め、詳しくご紹介します。

独学でピアノを弾きたい方に向け開発された教本の特徴

大人になってから「独学でピアノを弾けるようになりたい」と考えたとき、ピアノ講師代わりに頼れるもの、それはピアノ教本です。

大人向けの教本は、レッスンをされる方がわかりやすく、かつ続けやすいように趣向を凝らしてあります。どんなことが特徴かというと…

大人向け教本の特徴
  • ピアノ初心者向けの、音楽の決まりごとについての説明書きが冒頭にある
  • 音符にあらかじめカナや指番号が書かれている
  • 練習曲の参考音源がCDやDVDの形態で付いている
  • 楽譜の音符や文字が大きく書かれている
  • クラシックにとどまらず、多ジャンルの曲で練習が可能

このように、大人のための教本には、一人きりでピアノの練習を始めてもあまり不自由しないよう配慮がなされています。

「一人で続くかな」「わからないことがあったとき、どうしたら…」と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、さまざまな視点から大人の方が順調にピアノを習得できるよう、各出版社渾身の1冊が売られていますので、どうぞご安心ください。

当サイトおすすめの大人向け教本

楽譜売り場には、大人向けの教本コーナーが展開されています。その書棚から特におすすめしたい教本を5種類選び抜き、ご紹介させていただきます。

ピアノ悠々塾 入門編 CD付(ヤマハミュージックホールディングス出版部)

「大人になってからも、音楽やピアノを気軽に楽しんでもらいたい」そんな思いを込め開発された教本です。

音符の読み方からピアノ演奏の習得をはじめるこの楽譜は、とにかく見やすいレイアウトが特徴で、大きな五線譜には音符や音の名前が大きなフォントで書かれ、指と手の使い方や基礎練習の方法を詳しく読み取ることができます。

その上、日本人になじみの深い3・3・7拍子の曲を用いながらリズムトレーニングをします。少しずつゆっくりとしたペースで、さまざまな切り口でのピアノ練習を進めることが可能です。参考音源がありますので、CDに合わせてレッスンできることもうれしいポイントです。

おとなのためのピアノ教本 1 [練習用CD付](ドレミ楽譜出版社)

ピアノ講師がそばにいなくても、効率良くピアノレッスンができるよう作られている教本です。子供でも大人でも、ピアノのレッスンを始める際は、まず片手ずつ弾けるようにし、ゆくゆくは両手で弾く…という経過をたどります。

生徒さんが「両手って難しい…」と感じてしまいがちなこの時期のレッスンを、付属のCDを併用することでよりゆっくりと、しかも確実に習得できるようにしています。

また、出版元であるドレミ楽譜出版社は、ポピュラーミュージックの楽譜を多数出版しているので、クラシックだけにとどまらない選曲もおすすめのポイントです。

「ローレライ」「こげよマイケル」などのフォークソングも収録されていますから、ポピュラー系の曲も弾いてみたい方、これまで使った教本が難しすぎてピアノの練習が長続きしなかった方などに最適の1冊です。

はじめの一歩! ピアノ超かんたん入門(レッスンCD付)(シンコーミュージック・エンタテイメント)

「初心者でも楽に楽しく弾けるようになる!」とうたわれているこの1冊は、指の使い方や番号、楽譜の基礎知識を学んだあとに、コードを用いた基本の伴奏法を習得できることが大きな特徴です。

コード伴奏では、左手でいきなり3つの音を鳴らすので、はじめは少し大変ですし違和感を覚えるかもしれませんが、コードの仕組みについて知ることはピアノ演奏や音楽そのものを楽しむ上で、覚えておいて損はない知識です。

「キセキ」「残酷な天使のテーゼ」などの実践課題曲集もつき、選ばれた曲もなかなか個性派ぞろいです。海外ロックミュージシャンのバンドスコアや雑誌の出版を得意とするシンコーミュージックならではの、レッスン方法やアレンジを楽しめるピアノ教本となっています。

挫折しないピアノ入門(自由現代社)

こちらの教本は、「楽譜を読むのが苦手」という方のために、楽譜を使わずに練習を始めるという発想のピアノ入門書です。

ピアノを弾くための正しい姿勢や手の構え方を覚えたあとは、1本指で練習したり、5本指で練習したりと少しずつピアノを習得するためのステップを踏んでいきます。

徐々に楽譜の読み方も覚えられるようになっており、この教本での学習が終わる頃には、楽譜上の決まり事や強弱の記号なども理解できるように工夫されています。

こちらも、練習曲はショパンの別れの曲などクラシックにとどまらず、映画の主題歌など多ジャンルの曲掲載がなされています。

はじめからひとりで学べる 大人のためのピアノレッスン [上巻] 【DVD付】(ヤマハミュージックホールディングス出版部)

「毎日飽きずに練習を続けられる、まじめで楽しいピアノ独習教本」と銘打たれたこの教本は、「教室で習うことに抵抗はあるけれど、ピアノを弾いてみたい」という方にピッタリの教本です。DVD付きなので、ピアノ演奏に適した手や指の形を動画で確認することができます。

テキストでは、まず「はじめの一歩」でピアノを弾くための理想的な姿勢と指の形を学び、次の「ウォーミングアップ」で鍵盤上の音の位置を覚えます。

3つめの「指のトレーニング」では両手の5本指を動かすための準備運動を開始します。

「指を1本ずつ動かす」ということがなんとかマスターできたら、あとは練習テーマに沿って誰もが知っている「歓喜の歌」などの曲を使い、1つのレッスンで1曲ずつ弾けるように進んでいきます。

レッスン曲は9曲収録されています。これらの練習を積み重ねることで、最終的には右手でメロディ、左手で単音(1つの音)での伴奏パターンが弾けるようになります。

自分で楽譜を読みながら無理なく弾ける力がつきますので、1日に数分でも教本を開いてみることをおすすめします。

教本の効率的な利用方法

ピアノの教本は、学校の授業で使う教科書のような役割を果たしてくれます。

特にご紹介した5冊のピアノ教本は、全く初めての状態でピアノに向かう方にわかりやすく、練習にも取りかかりやすいように書かれたものばかりです。

ピアノのレッスンを独学で始めるためにも、まずはご自身に合ったテキストを選び、それを参考に学んでいきましょう。

できれば教科書で予習復習をしていた頃のように、短い時間でも構いませんので1日1回はピアノ教本を開かれることをおすすめします。

指の動かし方や楽譜を見て弾く方法が身につくまでは、教本での練習を1ページずつ、無理のない程度に進めましょう。

慣れてきたら、教本の他に曲集(レパートリー集)を1冊加えませんか?

クラシック、ジャズ、ポピュラーなど、大人の方が弾きたいと思うジャンルでかんたんに曲をマスターできるようアレンジされたものが、多数出版されています。

基礎を学ぶことは大切ですが、独学でピアノを弾く方には、楽譜選び、時間の融通などにおいてさまざまな自由があることが最大のメリットです。

弾く楽しみをたくさん味わっていただくためにも、ご自身が弾いてみたいと思う曲にどんどん挑戦して、レパートリーの幅を広げましょう。人前で演奏する日も、そう遠くないかもしれませんよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

武蔵野音楽大学卒業後、(財)ヤマハ音楽振興会に就職。

在職中はヤマハ音楽教室の講師研修やテキスト作成の補助業務、会員誌の編集などを担当。出版部門に出向後は輸入楽譜の日本語ライセンス版や新刊情報誌の編集に携わる。

現在は指の病気のため講師業を休職中。「ピアノを弾いてみたい…」と願う方の一助を担えたらと思い、初心者の方にもわかりやすく丁寧に執筆しました。