これからピアノを独学で始める人が知っておくべき3つのこと

ピアノを誰にも頼らず独学でマスターしたい方に、ピアノについてまず知っておいていただきたいことをまとめました。そのポイントはたったの3つです。

ピアノを弾くうえで覚えておくと上達がスムーズなことをまず知って、あこがれのピアノレッスンを楽しくスタートさせましょう。

鍵盤は手元にあるとグッド。最低2オクターブあるとベター

ピアノが弾けるようになるために準備するとよいこと。

その1つ目は「できれば鍵盤が手元にあると良い」ということです。ピアノを眺めるだけでも、鍵盤の位置や音を確認するうえでとても役立ちます。

また、街中の楽器店などでは貸しスタジオを行っているところもあります。スタジオにはピアノが置いてあるところが多く、レンタルすることもできます。このため「自宅では楽器が弾けない」という方には、このような方法もおすすめです。

購入するなら鍵盤の数に注目

これからピアノを弾けるようになりたい方は、新たにピアノなど鍵盤楽器の購入を考えている方もいらっしゃるかもしれません。

鍵盤の数は「1鍵(けん)、2鍵」と呼ばれます。出来れば88鍵ある本物のピアノか電子ピアノがあるとより本格的にピアノを習得するのに便利です。

ですが「トイピアノや小さめのキーボードなら家にもある!」という方も多いのではないでしょうか。そのようなときは、ドから次のドまでの間(これを1オクターブと呼びます)が、2つ以上あるもの、すなわち鍵盤が2オクターブ分あるとベターです。

なぜ鍵盤楽器は2オクターブ分必要なの?

クラシックにとどまらずJポップやジャズなど、どのようなジャンルの曲も、ドレミファソラシド~という1オクターブ、ドから次のドまでの中に、8つの白い鍵盤と黒い鍵盤5つが入っています。

カラオケなどでお気に入りの曲を歌うと、盛り上がりの部分に差し掛かかるとき「少し高めで声が出にくいな」と感じる音があると思います。その音の高さを実際にピアノで弾くと、先ほどご紹介したドからドの広さ、1オクターブを超えている場合があります。

このため、たいていの曲が弾きこなせるようにするためにも、2オクターブの鍵盤がある楽器を準備すると、いろいろな曲にチャレンジすることが可能になります。

音の階段「音階」を作る音の名前を覚えると便利

ピアノを独学で始める方に、次にお伝えしたいこと。それは「音には階段がある」ということです。この階段を「音階」と呼んでいます。音階の中に音の種類は7つあるのですが、呪文のように覚えておくと上達スピードが上がります。

音階は、ピアノの「あいうえお」

ピアノの鍵盤を眺めると白と黒ばかり。形もほとんど同じに見えますね。
では、実際に鍵盤を隣ずつ順番に押してみるとどうでしょう。それぞれ違う音がするということが分かると思います。

これが「音階」と呼ばれる音の階段です。ピアノにむかって真ん中に椅子を用意し座ってみてください。おへその前あたりに「ド」という音楽の基本になる音がくるのですが、スタートを「ド」から始めた場合、音階は右に1つずつ進むにつれ、順番に「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、次のド」と呼ばれて行き、8つ目の音でまた「ド」が繰り返されます。

日本語には50音がありますね。言葉は50音で覚えたりしますが、ピアノを弾くときはこの音の階段を最初に覚えておくと、どのような曲もこの8つの音の中でだいたい弾くことができるようになります。

指の番号も覚えておくと便利

ピアノの楽譜を見ると、なにやら音符の上に番号が書いてありますね。これを指番号と呼んでいます。この番号はやみくもに付けられているのではなく「この指を使うと次の音が弾きやすくなるよ」というガイド役を果たしています。

ピアノを独学で始める場合「ゆくゆくは楽譜を見て弾けるようになりたい!」という方もいらっしゃるかもしれません。この指番号は、出来ればピアノを始める前に覚えておくと便利です。

右も左も指の番号は一緒

ピアノ用に指番号を覚えるポイントは「右と左の指番号は同じ!」という点です。
番号は以下のようになっています。

指番号

両手の親指→1番
両手の人差し指→2番
両手の中指→3番
両手の薬指→4番
両手の小指→5番

両手なんて弾けないと思うかもしれませんが、つたなくてもなんとか右手だけでメロディーを弾けるようになると、どうしても耳で聞いた音源どおりの状態にしたくなるものです。

そのようなとき、伴奏を入れるために出番となるのが左手です。覚えておくと便利ですよ!今は頭の片隅に豆知識のように置いておいてくださいね。

ピアノは独学でもスタート出来る!

いかがでしたか?ピアノを独学で始める前に、知っておいて頂きたいことを3つご紹介しました。

楽譜を見ないで好きな曲だけ弾きたい方も、楽譜を読めるようになっていろいろな曲にチャレンジしたいという方も、あらかじめ覚えておくとピアノの敷居を少し下げることができ、取りかかりやすくなります。

ぜひご紹介した3つのポイントを押さえていただき、あなたのやりたい方法で無理なくピアノのレッスンをスタートさせてください。音楽は生活にうるおいを与えてくれますね。あなたのピアノライフが楽しく始められますように…。

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ABOUTこの記事をかいた人

武蔵野音楽大学卒業後、(財)ヤマハ音楽振興会に就職。

在職中はヤマハ音楽教室の講師研修やテキスト作成の補助業務、会員誌の編集などを担当。出版部門に出向後は輸入楽譜の日本語ライセンス版や新刊情報誌の編集に携わる。

現在は指の病気のため講師業を休職中。「ピアノを弾いてみたい…」と願う方の一助を担えたらと思い、初心者の方にもわかりやすく丁寧に執筆しました。